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  • たいていのことは20時間で習得できる?まず始められない理由

    こんにちは、いつものササキです。

    『たいていのことは20時間で習得できる』という本を読んだので、感想を書いていきます。

    と、思って書いていたら、話が別の方向へ逸れてしまい、ブログを始められない、続かないときには、どうすればいいのかということについて書いています。

    タイトルだけを見ると、本当にそんなことが可能なのか?と疑いたくなりますね。

    ほんまかいな、と思いながら中身を読んでみると、可能かどうかはともかく、なぜ自分はやりたいことがあってもできなかったのか、が理解できました。

    いや、実際は気づいていたけど、知らないフリをしていたのでしょう。

    やりたくても始められない理由

    結局のところ問題は、「障害の除去」と「練習時間の確保」です。

    これができないことが多いから、やりたくても始められないのです。

    この本では、何かを習得するための手順として、「分解」、「学習」、「除去」、「練習」について解説されています。

    簡単に説明すると、やりたいことを小さなスキルに「分解」して、やりたいことの知識やツールを「学んで」、練習の妨げになるものを「排除」して、繰り返し「練習」する、という流れです。

    分解と学習については詳しく解説されていて、複雑なことをシンプルにしたり、自分が納得できる目標レベルを設定したり、参考になるところも多いです。

    しかし、実際の問題はそれをやるかやらないか、本書のように言い換えれば、障害や誘惑などの妨げに勝つか負けるか、なのです。

    私の場合、障害を除去できず、やりたいことをする時間が確保できない、と日々嘆いています。

    本書を読んで、改めてこの事実に気づくことができました。

    障害とは何か

    私にとって障害や妨げとは、YouTubeを見てしまうことや、部屋が汚い、机周りが散らかっていることが挙げられます。

    では、どうすればいいのか

    障害や妨げ、誘惑に負けてしまう理由は何なのでしょう?

    意思が弱いのか。そもそも、やりたいことに魅力を感じないのか。

    私は、ここにこそ、分解作業が必要だと感じます。

    やりたいことあるけど、何から手を付けていいかわからないなあ。これやりたくて調べてみたけど、あれもこれもやる必要があるのか、うーん、めんどくさい。

    このように思考が停止し、とりあえず慣れ親しんだYouTubeを見てしまうのです。

    そうではなく、やりたいことを分解して、より簡単に、より単純にすることで、最初の一歩のハードルを下げるのです。

    私の場合は、このブログを書きたい、更新が続けられるようにしたいと考えていましたが、一向に始める気配がなく、ブログを開設して2ヶ月くらい放置していました。

    頭の片隅で、なんとかせねば、と思いながら来る日も来る日も、ああ、今日もできなかったとため息をついていました。

    しかし、この本でヒントを得ました。とりあえず書き始めるにはどうすればいいのか、自分なりに考え、ブログ更新という行動を分解してみたのです。

    「ブログの更新」という行動を分解してみる

    ブログの更新は、「記事を書く」、ただそれだけなのですが、頭でっかちの私は、記事を書かねば、となると……

    「ネタを探さねば」
    「キーワードを選択せねば」
    「タイトルを決めねば」
    「構成を考えねば」
    「見栄えを整えねば」
    「サムネイル画像を用意せねば」
    「Twitterを更新せねば」

    ……とすべてまとめてやろうと考えてしまうのです。

    そうではなく、「今日は何について書こうかな?」この自問だけに集中するのです。

    すると思考回路が変わりました。

    「ネタを思いつく」
    「文字をスマホに入力する」
    「文章にする」

    という行為ができるようになりました。

    「画像も用意しなきゃな」と行動を止めそうになったときは、「とりあえずテキストだけでも書こう」と、スマホに記事を書き溜めるようになりました。

    分解した行動をスキマ時間にやる

    やりたいことを分解することで、ここまで変わるのかと思いましたが、それだけではありませんでした。

    障害の除去が難しいのであれば、妨げの少ない「仕事の日のスキマ時間にやる」というルールを設けたのです。

    通勤中の電車で30分、始業前に10分、お昼休憩中に45分、帰宅中に30分。

    このスキマ時間だけでも2時間ほど確保できます。

    以前まではネットサーフィンや電子書籍を読んで過ごしていた時間ですが、「今日は何について書こうかな」と考え始めることで、記事の内容を書くところまで可能になりました。

    我ながら、進歩したなあと、しみじみしますが、まだ一週間も経っていませんし、記事を書き溜めるばかりで、今この文章を書いている段階では、投稿もできていません。

    次のステップとして、投稿するまでできるようになりたいですね。

    今の行動を続けながら、再び模索していきます。

    とりあえず、投稿もできました。やったね。

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  • ホラー映画?『黄龍の村』レビュー(ネタバレあり)

    こんにちは、いつものササキです。

    先日、U-NEXTで『黄龍の村』という映画を観たので、そのレビューを書きます。当時、660ポイントを使用しました。

    妻がホラー系の映画が好きで、よく一緒に観ていますが、素人目線での率直な感想となりますので、あしからず。

    あと、ネタバレがあるので、ご注意ください。

    感想の概要

    • ホラー系かと思えば、格闘系だった
    • 画面に酔うセリフがクサい
    • 半分で主人公が変わる面白さ

    あらすじと感想(ネタバレ含む)

    前半、どこにでもいそうな若者たち男女8人。

    どこにでもありそうな?スマホで撮った陽キャムービーから始まる。

    陽キャ男女4人と陰キャ男女4人のグループで、バーベキューをしに車で山に来ていた。

    楽しそうな雰囲気がムービーから伝わってくる。

    バーベキューが終わり、宿へと移動している際、車がエンストを起こす。

    山の中で途方に暮れてしまい、助けを求めるべく、歩いて周辺を見回る。

    そこから、スマホムービーから映画へと切り替わる。

    薄気味悪い森林の奥で、馬にまたがった気前の良さそうなおっちゃんと出会い、助けてもらえることに。

    しかし、急な大人数の来客にもかかわらず、食事や布団まで用意されている。翌朝には車も直してもらえるという。

    怪しさ満点の状況に疑いを抱きつつも、泊まることになった。翌朝……

    登場人物と人間関係が妙にリアル。

    空気読めるけど陰キャに厳しい陽キャ男(前半の主人公)。

    空気読めないけど陰キャとも普通に絡む陽キャ男(いい人そう)。

    陽キャ女2人は知らん。

    あとの男3人女1人は陰キャで影が薄い。

    陽キャのノリの中に陰キャがいるとこうなるよなあ、という感じが非常にリアル。

    「しけたー」の言い方とか。

    ぼっちの私としては見ていて、なんとも言い難い、にがい気持ちになった。

    見てられないよ。

    なんやかんやあって、村の本性が明らかになり、陽キャ4人はやられた。

    主人公の交代である。

    後半、陰キャかと思っていた4人が、復讐の権化だった。

    戦闘力が高く、めちゃくちゃ強い。

    でもなんかセリフがクサい。

    かっこいい、のか?

    村人を次々となぎ倒していくが、格闘シーンは、画面がブレるブレる。

    酔う。

    見てられないよ。

    中ボスである、中国拳法の女と日本刀の男との戦い。

    ここは熱い展開だった。

    陰キャ4人にプラスして、潜入していた女が1人いた。

    その1人が陰キャの男女と3人兄妹であり、姉妹で中国拳法の女と戦った。

    日本刀の男は日本刀をどこへやったのか、陰キャ男2人と拳で語り合っていた。

    苦戦しつつもなんとか勝利した。

    あと1人、村の長みたいな敵がいたけど、手榴弾で爆発してあっさり。

    そして、残るラスボスは自称神様。

    幼い頃から神社に閉じ込められていて、外界は初めてに等しい。

    ゴリラのような外見で野性的だが、戦いの中で成長していくタイプなのか、ファイティングポーズはいっちょ前。

    こちらも強い。

    陰キャ5人がかりでやっと倒せた。

    エンディングは陰キャたちのスマホで撮ったムービー。

    オープニングで流れた陽キャのそれと似ているようで少し違う形の青春が映されていた。

    2回見てわかった話の本筋

    あらすじと感想で、自分でも何を書いているのか、わからなくなりました笑。

    なので、もう一度観ました。本筋はこうでした。

    陰キャの若者が、村の古い悪習をぶっ壊し、青春を取り戻す話。

    それを踏まえた上で前半を観ると、陰キャたちの言動に伏線が散りばめられていたことがわかります。

    その反面、陽キャたちの行動は、すべて無意味。みんなやられてしまうのです。

    そこになんとも言えない面白さがあると思いました。滑稽。思いがけず2回も観てしまいました。

    事前知識なくホラー映画だと思って見始めましたが、格闘多めのアクション映画で、それはそれで楽しめましたとさ。

    おしまい。

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