お昼寝で見た夢の中のおじさんは、今の私をどう思ったのだろう

今日、お昼寝をしていたときの夢。
あまりにも今の状況を何とかしたいと思っているような内容でした。
* * *
場所は、博物館みたいなところ。
みたいな、というのは、何が展示されているのかわからないから。
私は、とある博物館みたいなところにやってきた。
来て早々、ベンチで休憩していたところ、隣にみすぼらしい帽子をかぶったおじさんが座った。
しばらくして、先におじさんが立ち上がり、なぜか間違えて私のコインケースを持って行ってしまった。
私は慌てて、声をかける。
「あの! すみません、それ私のです」
「え?」振り返ったおじさんは「ああ、すまない」と言って、私にコインケースを返した。
少しして、私も行こうとしたとき、自分のコインケースが自分の荷物の中から見つかった。
青ざめる。
返すためにおじさんを探す。
館内を小走りに。
途中で館員の人に、警備に届けよう、と言われるが、私は直接おじさんに謝罪がしたくて、必死になって探した。
館内には、いろんな人がいた。
目が見えない人。
顔が、なんか、潰れている人。
舞い踊っている人。
シーンとして、誰もいないような二階に、ヘッドホンをして横たわる人たち。
彼らを見たとき、音を立ててはならないと、心臓がバクバクした。
一度、一階に降りて探していたら、おじさんが二階に上がて行くところが見え、
「あの! すみません! あの! お客様!」
大きい声で呼び止めて、ようやくおじさんはこちらに気づいた。
「本当に申し訳ございません! 先ほどサイフを間違えて持って行ったと言ってしまったのですが、私のは私のところにありまして、こちらはあなたのものでした。間違いは私でした。申し訳ありません」
頭を下げる。土下座する。慌てて自分の帽子を脱ぐ。
二つのコインケース。
おじさんのものと、自分のものを両方見せて出す。
「全く同じ形で・・・? 同じ模様だったので」
と言い訳する私。
全く同じものだと思っていたが、色と形は全然違う。
おじさんのものの方が年季が入っている。
ふにゃふにゃで柔らかい紺色。
私のはカッチリしていて茶色。
おじさんは「ああ」と言って、私に倣うように土下座して、頭を床につける。
深々と頭を下げ、腕を前に伸ばし、ベタっと上半身を床にくっつける。
私は慌てて「いや、頭を上げてください。逆です。私が悪いんです」とあたふたした。
そして、なんやかんやで、二人ともベンチに座って話をした。
おじさんは私にいくつか質問した。
「なんか興味は?」「芸能とかは?」みたいな話。
「なさそうやな。そんな顔してる」と言われた。
落ち着いた後、なぜか私の将来の話になった。
「高校生か?」
「いえ、大学です。卒業前です」(ウソ? 無職のような感覚)
「どうすんねん?」
「いや、どうしようかなあ、と」
「探偵とかどうや?」
「探偵?」
急にその言葉が出てきて、私は真っ先に浮気調査とか地味な仕事の方を頭に思い浮かべた。
「興味はあります(笑)」
しがない探偵も悪くなさそう。
でも、そんな職業になる勇気はない。大胆な行動はイメージすることはできるが、実際に行動に移すことがない。それが私。
おじさんと別れ、少し想像した。
暇なオフィス。カップ麺を食べて、知人と会話。
噂話を耳にして、人と人との間を行ったり来たりし、事件を解決。
みたいな。
暇な日常に舞い込んでくる刺激のようなイベント、事件、仕事。
なんか、漫画のような世界。
* * *
暇なのです。
今の私は。
だから刺激を求めて、こんな夢を見てしまうのでしょう。
しかし、刺激を求めて行動を起こすこともしない。
そんな自分に嫌気がさしながら、私は、
コーヒー牛乳を飲むのです。
久しぶりにリアルな夢。
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